ちぇるろぐ

ちぇるしーのブログ略して「ちぇるろぐ」

ゴキブリ殲滅の為に家を燃やそうとした男

皆さんこんばんは。

とうとう3月に入ってしまいましたねー 今年度も残すところあと数日。

社会人にも、新社会人にとっても忙しくしていることかと思います。

 

と、そんなことはさておき、最近ニュースでよく見る

「”ゴキブリとセックス”画で大学を提訴」

これに関して僕が意見するつもりはないのですが、

僕はゴキブリがまじで無理です。

まじで無理です。

提訴まではいかなくとも、気分を害すことに関しては彼女に同意してます。

そんな僕とGの1番思い出深い??話なのですが、

 

えー、昔々

数年前、僕はとある国で仕事をしておりました。

住まいは裕福なオーナーが別宅の一軒家をまるまる物件として扱っていて

そこに僕と他数人がハウスシェアをしている感じでした。

それはある暑い夏の日の出来事。

自分の部屋でくつろいでいるところ、ドアの方から何者かの視線を感じそちらに目をやると

ドアの下隙間から侵入してきたてのGがそこに。

人の部屋に入るときはノックをするのが礼儀だど教わってこなかったのだろうか。

ノックはなくてもせめて

「入ってもいいですか?」

の一言があるだけでこちらの態度も変わってくるというもの。

僕は無断でいきなり入ってきたそいつにたいして、文句の1つでも言ってやりたかったのだが

そんな余裕はもちろんない。

日本のでも無理なのに、海外ご出身のそいつは無断入室してくる態度の大きさに比例してものすごく大きかった。

なんか名刺くらいの大きさだった気がする。

怖すぎてパニックになってたからなのか、第一声は

「あ、その大きさが通れる隙間なのね」

というぶっ壊れ具合(後日しっかりと隙間をうめました)

どうしようかと考えて動けない数秒の間になんとG自ら部屋を出ていくではないか。

ほっとしたのもつかの間、あいつの死を確認しなければ安息を手にすることはできない!

勇気をだし部屋をでたそいつを追いかけようと

「ひぇあー」という謎の掛け声とともにドアを開け見回すと

まさに今隣の部屋に侵入するGの姿が。

あいつまたノックも一言もなしに!

親切心と僕の安息の為に隣のドアをノックし外からGが侵入したことを伝える。

僕がパニくってるからなのか、ドアの外からだったからか隣人にうまく伝わらず

「何言ってるかわからないからとりあえず入ってきてー」

何をのんきにこいつはGをまったく怖くないのか羨ましい、それなら駆除してもらおう

と、部屋に入り改めて説明をすると、

「ゴキブリ...ってなんだい?」とまさかの返答。

ちょっと考えて分かったことなのですが、その彼はスウェーデン人。

そうなんです。スウェーデンにはGがでないのです。

Gの単語すら知らなかったのです。

そんな彼(以下スウェ)の発言にポカーンとしている僕と

「ゴキブリ...ってなんだい?」とポカーンとしてるスウェ。

そんなとき、ベッドの下から突如現れるG。

僕の説明の前にGを目にし、本能的に気持ち悪さを感じ取ったのか

叫び声をあげるスウェ。

床を縦横無尽に駆け回るG。

叫び声につられ悲鳴をあげる僕。

まさにカオス。

そいつの部屋から逃げ出した僕を追いかけるようにスウェも飛び出し

一旦僕の部屋に逃げ込む。

「とりあえず説明をしてくれゴキブリとはなんなんだ?!」

と軽くキレ気味に聞いてくるがこちらもパニック状態に変わりはなく、

「とにかくやばいやつ。油断してたらこっちが殺させる!」

と軽く嘘もまじってるが簡単に説明したのを今でもはっきり覚えている。

さて問題はここからだ。

Gを駆除することで即決はしたがあんなもん武器がないとダメだと。

武器になるようなものはおそらく地下の物置にあるが、スウェの部屋からでて行方が分からなくなると困るので見張りが1人は必要だと。

7人住んでるこの家に現状2人しかいないので分担するしかいないと。

じゃんけんの結果僕が見張り、スウェが武器調達係で決定。

スウェは物置へ、僕は恐る恐るドアの前へいったそうな。

数分後、ドアの隙間からどんぶらこ~どんぶらこ~と

Gがゆっくり現れたそうな。

いやーむりーとなさけない声をだした僕の後方、階段からドタドタともどってくるスウェ。

はやくはやくと急かすやいなやゴキジェットプロ的なかたちをした武器を構え発射。

放たれた火はGを焼き尽くそうといや待てと。

海外のゴキジェットプロ的なやつは火を放つのかなんて原始的なものか。否。

スプレー缶におもいっきり「GAS」と表記されているものがゴキジェットプロ的なやつなわけない。

G一匹にたいしスウェが選択した武器はなんとガスバーナーであった。

見たらわかるこれ燃えるやつや。

焦ってとめた僕にたいして、

「なぜとめる!殺されるぞ!」と本気のスウェ。

ここで、僕の説明が悪かったとはじめて冷静に説明し落ち着かせる。

どうやら

Gは猛毒モンスターだと勘違いをしていたご様子。

潰したときに体内から毒物が液体はたまた気体として発せられたらどうしようかと

考えた結果、

「そうだ燃やそう!」と思ったらしい笑 狂ってる笑

なんとか床に火がうつらず焦げ跡ができることもなかったが、

同時にGを炎上させることも失敗に終わる。

逃げるGは今度はさらに隣の部屋に侵入するも、その彼は外出中で鍵も閉まっているのでどうすることも出来ず、

話し合いの結果、彼が帰ってくるまで部屋の前で待つことに。

ここから決着まではあっという間で、すぐ帰ってきた部屋主の彼に説明したところ

キッチンから持ってきた厚手のゴム手袋で1RワンパンTKO。

何を騒がしくしてたんだと後処理をしながら話を聞き爆笑する彼。

3人の仲がぐっと深まったきっかけになりましたとさ。

 

4月から大学進学、新社会人として1人暮らしを始める方がとても多いと思いますが

そんな皆さんへ僕からアドバイスがあるとすれば、

もし部屋にGが出てきてしまった場合、

くれぐれもゴキジェットプロとガスバーナーをお間違えないよう

お気を付けくださいませ。